▲目次へ戻る
■ロンドン自然史博物館■

 朝食をとってホテルのシャトルバスでBarbican駅へ行く。ここから環状線に乗ってSouth Kensingtonへ。環状線は、地下鉄といってもたいへん浅いところを走っていて、地表が見えている。地下道を通って自然史博物館へ行く。自然史博物館は尖塔をもつネオゴチックの建物だ。玄関の右手は工事をしている。ちょうどオープンの時間にあわせて入場できた。
 生命のギャラリーへ入ると、まず恐竜が迎えてくれる。恐竜のホールをはさんで両側には、一部屋ごとにテーマを設けて規格的な展示がなされている。ビデオ解説では、日本語のものもあった。また、無料の解説ツアーもやっているようだ。
 1階の恐竜の展示室では、順路に沿って歩いていくと、中二階へ上がったりして一つの部屋を立体的にうまく利用している。恐竜をいろんな位置から眺められるので、たいへん効果的だ。奥には恐竜の動刻まである。
 地球のギャラリーへ行く途中、ミュージアムショップがある。ここにはたくさんの商品・図書が置いてある。イギリス地質調査所のショップもあったので入ってみると、普通の図書と比べてたいへん高い。それでもオリジナルガイドブックをいくつか購入する。
 地球のギャラリーで驚いたのは、兵庫県南部地震で被害を受けたコンビニを、そのまま再現したコーナーがあったことだ。もちろん日本語の商品が並んでいる。まだ、記憶が新しいためか、ここにはたくさんの人が集まっていた。火山の展示もダイナミックだ。それでいて、級化層理や侵食・堆積作用などを体験しながら学ぶコーナーがあり、地学の基本もきちんと押さえている。多くの子どもたちがメモをとりながら学習していた。そういえば、学校団体の受付もあったくらいだから、授業での利用も多いのだろう。

▲ロンドン自然史博物館
▲目次へ戻る