宇宙朝顔⑤ カエルさんも衣替え?

プラネタリウム ブログ

    

     8/6撮影                  10/2撮影

しばらく見なかったカエルさんが戻ってきましたが体の色が違います。夏は緑の葉なので緑色。今日のカエルさんはコンクリ―トの色で灰色になったのでしょうか?アマガエルにはよくあることで、この体色の変化の仕組みは別の学芸員さんに聞いていただくとして・・・

 10/2撮影

10月になり夜には布団が必要なくらい涼しくなりました。
朝顔もずいぶん葉の色が変わりました。(プラネタリウム係 Y・M)

10月1日~■プラネタリウムの投影時間を短縮から通常に戻します

プラネタリウム

プラネタリウム投影時間変更のお知らせ
(令和4年10月1日9:00更新)

長野県の新型コロナウイルス感染症・感染警戒レベルダウンに伴い、10月1日(土)より、40分に短縮していたプラネタリウムの投影時間を通常の60分に変更します
引き続き感染症対策を行いながら投影をいたしますので、秋
番組をお楽しみください。

https://www.iida-museum.org/planetarium/

【春草展示第37期】ミニ解説④《菊慈童》

ブログ

9月3日から、菱田春草記念室 第37期 菊慈童に迫る-春草と朦朧体-を開催しています。展示中の作品から、《菊慈童》をご紹介します。


菱田春草《菊慈童》
明治33年(1900)
長野県宝 飯田市美術博物館蔵

明治30年代に春草が取り組んだ空間表現研究の、初期の代表作です。「朦朧体」と呼ばれた、色彩を重ねたりぼかしたりして画面を構成し、輪郭線を用いない描法で奥行きの描出を試みています。

朦朧体の目的は、画面内に西洋美術から学んだリアリティをもたらすことにありました。本図では、前景から後景に向かって徐々に色彩を霞ませる「空気遠近法」を用いて、空間を描出しています。各所に色彩による空間表現の工夫を取り入れ、これによって、画面内に空間性・写実性を与えました。合わせて、東洋美術の古典を参照し、特に南宋の院体山水画のもつ空間性や気韻の表現も取り入れています。こうして新たな日本画を目指しましたが、当時の批評界からは斬新さゆえに批判が多く上がりました。

菱田春草記念室 常設展示 第37期 菊慈童に迫る-春草と朦朧体-は10月2日まで。若き春草の、空間表現の研究とその成果をご覧ください。

(菱田春草記念室担当)

子ども美術学校⑤写してみつけた私の世界(版画)/親子鑑賞会

ブログ 今日の美博

飯田下伊那の小学校4年生から6年生を対象とした絵画・工作の基礎講座、子ども美術学校。第5回目は「写してみつけた私の世界」がテーマ。スチレンボードを使った多色刷り版画に挑戦しました。


スチレンボードに、思い思いに模様を刻み、色のグラデーション・対比をたのしみながら不思議な世界をつくっていきます。


各自もってきた「おもしろい線を描けそうなもの」を使って、スチレンボードに刻んでいきます。



調和する色の組み合わせ、お互いを際立たせる色の組み合わせを考えながら、色をのせて刷っていきます。


色鮮やかな、それぞれの世界ができあがりました!!

***

造形活動の後は、本年度2回目の親子鑑賞教室。


「どんなものをみつけた?」「どんなことを感じた?」など、おうちの人とお話ししながら作品をたのしんでみてね、というレクチャーの後、菱田春草記念室で《菊慈童》を親子で鑑賞しました。


「大きな作品だね」「秋でちょっと寒そう」「上の方はどうやってかいているんだろう」「どうして一人なんだろう」と、親子で話をしながらじっくり作品を鑑賞することができました。

(美術部門:菱田春草記念室担当)

10月22.23日■追手町小学校化石標本室

イベント

長谷川善和博士(飯田市千代出身)が収集した化石や骨格標本を展示しています。地元伊那産の化石の他に、世界の化石を見ることができます。

日時:2022年10月22日(土)、23日(日)午前10時~午後4時
会場:追手町小学校化石標本室(追手町小学校西側道路より入室)

申し込み不要、観覧無料です。開室中はいつでもご覧いただけます。

10月22日■プラネタリウム特別投影「星座と神話を旅する~ペルセウスと秋の星座~」

イベント プラネタリウム

日 時:2022年10月22日(土) 午後3時30分〜4時15分
場 所:プラネタリウム天歩

参加費:小中学生50円、高校生150円、一般250円
(就学前のお子さんが座席ご利用の場合は小中学生料金が必要です。)

定 員:45名 (当日受付・先着順)

 

「秋の宝石箱」ペルセウス座を中心に、秋の星座にまつわるギリシャ神話を紹介します。

10月16日■電子顕微鏡観察教室

イベント

日時:2022年10月16日(日)午前11時~12時、午後2~3時
会場:美術博物館 科学工作室
担当:自然部門学芸員

電子顕微鏡で微の世界をご覧いただけます。
電子顕微鏡公開のほか、伊那谷の自然に関する相談などにも応じています。

*申込み不要。
*参加には展示観覧券が必要です。

【満席】10月15日■文化講座「結構なる城地ー堀家飯田藩と城下町飯田ー」(要申込)

講座

本講座は満席になりました。(10月1日12:00)

講師:吉田伸之(飯田市歴史研究所所長/東京大学名誉教授)

日時:2022年10月15日(日)午後1時30分〜3時
会場:美術博物館 2階 講堂

定員:50名(申込先着順)
申込:10月1日(土)午前9時30分から電話(0265−22−8118)で受付。
*聴講は無料です。

【内容】
1672年の堀家による飯田藩の継承から、享保年間(1716-36)頃までの半世紀を中心に、東海道から信州への入り口の枢要を占める「城地」とされた城下町飯田の特質を、堀親昌の書状にある「結構なる城地」飯田という表現を切り口に、いくつかのポイントから探っていきます。

10月12日■春草講座「第2講 菱田春草と飯田町」(要申込)

講座

講師:小島 淳(美術博物館学芸員)

日時:2022年10月12日(水)午後6時30分〜8時
会場:美術博物館講堂
定員:30名(申込先着順)
申込:9月28日9:30〜電話で受付(0265−22−8118)

【内容】
本年度の春草講座は、開催中の菱田春草常設展示にまつわるトピックを紹介します。第2講は常設展示第38期「故郷の足跡」から。飯田と関連する春草の作品や資料類を紹介します。

10月8.9.10日■追手町小学校化石標本室

イベント

長谷川善和博士(飯田市千代出身)が収集した化石や骨格標本を展示しています。地元伊那産の化石の他に、世界の化石を見ることができます。

日時:2022年10月8日(土)、9日(日)、10日(月祝)午前10時~午後4時
会場:追手町小学校化石標本室(追手町小学校西側道路より入室)

申し込み不要、観覧無料です。開室中はいつでもご覧いただけます。