10月17日■電子顕微鏡観察教室

イベント

日時:2021年10月17日(日) 午前11~12時 午後2時〜3時

会場:美術博物館 科学工作室
担当:四方圭一郎(動植物担当)

電子顕微鏡公開のほか、伊那谷の自然に関する相談などにも応じています。

*参加には展示観覧券が必要です。

【追加開催】10月17日■文化講座見学会「飯田城跡と城下町を歩く」(要申込)

講座

9月23日の見学会は申込がオーバーしため、下記の通り追加開催いたします。
現在申込み受付中ですので、お電話でお申し込みください。9月23日と同じ内容になります。

講師:織田顕行(美術博物館学芸員)

日時:2021年10月17日(日) 午前9時30分〜12時
集合:柳田國男館前(美博敷地内)
定員:20名(申込先着順)
申込:申込み受付中。午前9時30分から電話(0265-22-8118)で申込み

【内容】
飯田市美術博物館の周辺は、かつて飯田城の敷地でした。明治維新のおりに解体されてしまいましたが、気をつけてみると、あちこちに城と城下町の面影が残っています。見学会を通じて。飯田城はもちろん飯田の町の成り立ちを探ってみませんか?

最近の柳田事情…

ブログ

近頃、世間で「柳田国男」の名をよく耳にするのは私だけでしょうか。某局のラジオでは柳田の「故郷七十年」の朗読が放送され、某ゲームにも文豪として登場するとか。

柳田国男は元々松岡国男と言い、飯田藩士の柳田家に養子入りしてから柳田姓を名乗ります。今年は養子入りした明治34年(1901)から120年です。

美博のすぐ側にある長姫神社の灯籠には、「柳田国男」の名前が刻まれています。
この灯籠は、柳田が養子入りした明治34年に建てられたものです。

美博の敷地には柳田の書斎を移築した柳田国男館もあります。この機会に柳田国男について深く知るのはいかがですか?

(民俗担当)

10月16日■自然講座(オンライン)「日本の鳥のいまを調べる 全国鳥類繁殖分布調査報告」(要申込)

講座


講師:植田睦之さん(バードリサーチ代表)

日時:2021年10月16日(土) 午後1時30分〜3時
定員:90名(申込み先着順)
申込期間:10月2日(土)から10月16日(土)13時まで。ただし定員になり次第締め切り。
申込方法:下記リンクもしくはQRコードを読んで、専用の申込みフォームにアクセスしお申し込みください。

◆申込みはここから◆

<ご注意>
この講座はzoomを使って聴講いただく、オンライン講座です。受講者は、
講演開始時間5分前になりましたら、ご自分の端末(PC、タブレット、スマートフォンなど)で、申込時に送付されたzoomのURLにアクセスして、ご聴講ください。

【内容】
2016年からNGOが中心となって全国鳥類繁殖分布調査が行われ、2021年で調査が完了しました。この調査の結果から、日本の鳥の状況が見えてきました。
例えば1980年には急激に減少して心配されていた森の夏鳥たちが復活してきている一方で、小型の魚食性の鳥が急激にその分布を縮小させていることがわかってきています。
今回の講演では、そうした全国的な鳥の状況や長野県の特徴についてお話します。

チラシPDF⇒211016自然講座

菱田春草《雨中美人》(未完成)が飯田市有形文化財に指定されました!

ブログ 今日の美博

令和3年9月17日、飯田市に新たな有形文化財が登録されました。飯田出身の日本画家、菱田春草の未完成作品《雨中美人》です。

 
菱田春草《雨中美人》(未完成) 明治43年

 

和傘をさした女性たちが、談笑をしながらゆっくり歩みをすすめている様子が描かれています。ほとんどがまだ下書きの状態で、一部着彩を進めたところでとまっています。

この屏風は、明治43年、第4回文部省美術展覧会(文展)に出品するために制作をはじめました。
前年度の第3回文展の際に、《落葉》を出品し、世間から高く評価された春草は、さらに新しい日本画の表現を目指してこの屏風作品に挑戦しました。暑い夏の日に妻の千代にモデルとなってもらいながら、様々なポーズと角度で和傘をさした女性のスケッチや小下絵を描き、時間をかけて準備しました。そして満を持して本制作に取り掛かったのですが、着物の色が思ったようにいかず、中断してしまいました。
しかし提出期限が迫る中、何かしゅっぴんしなければと、これまでの研究や経験を注ぎ込んで集大成のように描いたのが名画《黒き猫》でした。

《雨中美人》は、令和3年10月9日から開催の没後110年特別展「菱田春草 -故郷につどう珠玉の名画-」に展示予定です。晩年の春草の挑戦と生の筆遣いを感じられる、未完成の大作をぜひご覧ください。

(菱田春草記念室担当)

9月16日〜9月20日は春草ウィークです【観覧料無料】

インフォメーション

日本画家 菱田春草は、明治7年(1874)9月21日に生まれ、明治44年(1911)9月16日に亡くなりました。
春草の生誕の地にある飯田市美術博物館は、春草を想う期間として春草ウィークを設けました。


今年度の春草ウィーク9月16日(木)〜9月20日(月・祝)です。

期間中は、全ての展示が無料で観覧頂けます。

観覧ご希望の方には、美術博物館受付にて専用の観覧チケットをお渡しいたします。

この機会に菱田春草の作品をはじめ、春草ゆかりの地の美術、歴史文化、自然をお楽しみください。