季節の自然ひとつまみ 2024年1月

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冬の時期の「身近な自然」は,何を紹介するか悩みます.面白いテーマを思いついても写真を撮ってなかったり,パネルにできそうな写真がなかったりします.

今回紹介したミカドシリブトガガンボは,冬の虫とするのが正しいかどうかわかりませんが,2023年1月に撮影した写真ですから,1月のパネルで紹介してみました.

パネルPDF→240101コケにまぎれるイモムシ

プラネタリウム-天歩- 休館中ですが、、、

プラネタリウム ブログ

いよいよ師走になりました。こんなにお休みが長いと皆様に忘れられないようにブログにてご挨拶です。

休館中とはいえ、スタッフは何かと活動しておりますのでご連絡いただいても大丈夫ですよー。

ただし、日、月曜日は工事の都合でお休みさせていただいております。m(__)m

さて先日、私達スタッフは「長野県プラネタリウム協議会」の研修へ出席してきました。
秋の研修会ということで、コロナ禍が明けてから久しぶりの泊まりがけの研修会でした。
プラネタリウムは昼間に見る星空ですが、やはり天文観測は夜でないとできません。今日はその宿舎からとった星空をお届けします。

撮影:Y.Y

研修会のプログラムで東京大学木曽観測所を見学し、その近くの宿舎でしたが、木曽の夜空はすっきりと晴れてとても綺麗な満天の星空でした。

さすが星好き「長野県プラネタリウム協議会」の皆様、望遠鏡をのぞいたり、夜の更けるまで話も弾みました。

翌日には、伊那の研修会場に戻り、プラネタリウムの研修がありました。
ウクライナより4月から避難されてきているオレナ・ゼムリヤチェンコさん(ウクライナのプラネタリウム解説員)によるプラネタリウム解説もありました。プラネタリウム天歩では、3月の「プラネタリウムまつり」に特別投影を計画中ですのでお楽しみに。
寒さも本格的になりましたが、12月中旬はふたご座流星群が観測には好条件です。寒さや夜露対策は必須ですが、願い事が沢山ある私としては頑張って観測したいです。 文:Y.M

季節の自然ひとつまみ 2023年12月パネル

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12月ですね。2023年も最後の月になってしまいました。
今月の自然ひとつまみでは、サザンカやツバキの花の蜜を吸う鳥と蛾を紹介します。

活動する昆虫などが少ない冬の時期に花を咲かせるサザンカやツバキですが、鳥や冬夜蛾が蜜を吸いにやってきて花粉を媒介しています。
温暖な照葉樹林帯では、冬も生き物たちの活動が続いています。

231201サザンカの花を訪れる生きもの

飯田高校へ出前ワークショップに行ってきました!

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11月9日、飯田高校へコケリウムの出前ワークショップに行ってきました。

先生方、生徒の皆さん合わせて20名のご参加がありました。

最初に四方学芸員からコケのお話をしてもらい、いざ製作開始です!

今回、10種類ほどのコケを用意しました。

バイキング形式でコケを選んでもらい…

ビンの中に盛り込んでいきます。

皆さんそれぞれにこだわりを持って作っていました。

すてきな作品に仕上がりました!

机の上などに飾って、勉強の合間に眺めて癒されてくださいね♪

 

学芸係 髙木

季節の自然ひとつまみ 2023年11月パネルを更新しました!

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飯田市美術博物館自然展示室の入口に、毎月掲示している「季節の自然ひとつまみ」のパネルですが、長期休館の間の11月〜2月はウェブ上で公開します。

 

2023年11月は、カラマツを取り上げました。信州では各地で植林されて身近な樹木ですが、自然界では不安定な環境の隙間に生育する植物です。

PDFデータ⇒231101カラマツ

 

秋桜天文台 「星見の会」へ行ってきました!

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10月17日 千栄小学校4年生の皆さんと星見の会を行いました。
当日は雲一つない快晴。
そのせいか、寒い…。

持ち込んだ望遠鏡をセットします。

用意したのは
反射望遠鏡D=130mm 焦点距離f=650mm (経緯台)
屈折望遠鏡D=100mm 焦点距離f=800mm (赤道儀)

みなさんが来るのを待ちます。

担当のスマホにナイトモードが無くて残念ながら観望の様子の写真はありません…。

生徒さんから「土星に輪がある~。」とか、「木星、明るい!」と素直な感想が漏れます。
ペルセウス座の二重星団、アンドロメダ大銀河、プレアデス星団(昴)も見られました。
生徒さんだけでなく、保護者の方や先生方も楽しんで下さった様です。
澄んだ千栄の星空と元気な生徒さんたちに会えて、担当達もパワーをいただきました。
休館で皆さまにお会いできない間は活動の様子や天文情報などブログでご案内してまいります。
プラネタリウム「天歩」を忘れないでくださいね。
プラネタリウム担当 横井

9月29日 中秋の名月

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みなさんご覧になりましたか。
月の出現は17時40分
雲間からそろそろと顔を出した月でしたが、20時ころには見事な満月を見せてくれました。
この日の月までの距離は約36万㎞。
近くて遠い、遠くて近い。地球の欠かせないパートナーです。
ギリシャ神話で月は「アルテミス」という女神として登場します。
彼女には冬の星座になった「オリオン」との悲恋のストーリーがあるのをご存じでしょうか。
アルテミスとオリオンは結ばれなかった恋人同士なのです。
横井:撮影
(望遠鏡の接眼レンズにスマートフォンを着けて撮影。左右が逆になっています)
さて、アポロ17号の月着陸からすでに51年
2025年、再び人類を月に送るNASAの「アルテミス計画」が始動しています。
4人の宇宙飛行士を乗せる宇宙船の名前は「オリオン」。
「オリオン」が「アルテミス」に会いに行く。
そう思うとなんだかワクワクします。
プラネタリウム担当 横井

宇宙朝顔が咲きました!!

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今年も宇宙朝顔の種をまきましたが、なかなか花が咲かず。。。
やっと咲いた2輪の花を早速ブログにのせました。

今年は連休の頃に来場された皆様にお配りした宇宙朝顔の種
どのように育っていったか興味あるところです。
どなたかご連絡いただけると嬉しいです。

さて、宇宙朝顔ってなーに?という方にはコチラをご覧ください。

今年の種は孫の孫の孫?っていう感じです。(^^♪ これから、花はいくつ咲くかな?楽しみです。

プラネタリウム担当 牧島

【春草展示第40期】ミニ解説④美術院思ひ出写真

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2月11日から、菱田春草記念室 第40期 画家たちの研鑽-春草と美術院-を開催しています。展示から、いくつかの写真をご紹介します。


日本美術院正員の写真  明治31年10月 原本複写
上段右から岡倉天心、西郷孤月、山田敬中、春草、寺崎広業、下村観山。上段の一番左が横山大観。前列には橋本雅邦もいます。日本美術院創設時の集合写真で、主要作家の勢ぞろいです。


大観と春草(部分)  明治30年代半ば 原本複写
籐椅子に座る大観と春草をうつします。この時期のふたりは常に行動を共にしていました。地方漫遊時の撮影かと考えられます。


五浦での制作風景  明治40年8月頃 原本複写
五浦の日本美術院研究所における制作風景。手前より木村武山、春草、大観、観山。観山の後方にある部屋では岡倉天心が座して指導を行っていました。

新しい日本画を目指して、同じ志をもって共に描き、学び、呑み、明治の時代を駆け抜けた日本美術院の作家たちの交友の様子は、当時の写真からも知ることが出来ます。

菱田春草記念室 常設展示菱田春草記念室第40期 画家たちの研鑽-春草と美術院-は3月12日まで。ぜひご覧ください。

(菱田春草記念室担当)