夏休み企画展「生きものの小べや」コケ編3

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夏休み企画展きもののべや」
会期:2015年7月4日(土)~9月27日(日)

小べや1 「コケテッシュなコケのへや」
小べや2 「骨骨(こつこつ)あつめたホネのへや」
小べや3 「かくれる化けるギタイのへや」
小べや4 「イモムシケムシぞわぞわのへや」

 

だんだんスタートが迫ってきました。
準備期間は残すところあと10日
展示室には、資料が並びはじめました。

さて、今日はコケにすむ生き物を紹介しましょう。

コケにすむといえば、そうクマムシです。
先日小学生にコケの話をしたら、何人かが「クマムシ!!」って叫びました。
クマムシ、いつからこんなに有名になったのでしょうか・・・。
仕掛け人の名前が脳裏にちらつきます。

 

では紹介しましょう。

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はい、クマムシです。
種類はわかりません。
サイズは0.2mmくらい・・・。小さいです。

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手に3本の爪が見えます。
動きはたしかにクマのようで、確かに愛嬌がありますね。

 

もう一種類見つかりました。

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こちらは大きくて0.7mmくらいあります。
動きも早く、オニクマムシではないかと思います。
肉食だそうです。

 

採集地はこちら↓

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当館バルコニーのタイルの目地に生えていたホソウリゴケです。
こんなところにすんでいるんです。

 

クマムシさんのお友達も紹介しておきましょうね。
同居人のヒルガワタムシくんと線虫ちゃんです。

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ヒルガタワムシと線虫は数が多く、よく動くので見つけやすかったです。

 

展示室では、クマムシの動画が見られるようにしてあります。
ぜひ足をお運び下さいね!

雨ニモマケズ、見学会

ブログ イベントレポート 今日の美博

 

今日は日夏耿之介ゆかりの碑を訪ねる見学会でした。
日夏記念館裏の碑

日夏記念館裏の句碑と、いい感じになった苔

 

集合時間の9時になっても誰も集まらず、中止かも… などと心配しつつ、日夏記念館の周りをウロウロ。

いつの間にか苔がいい感じ(曖昧だなあ)になってました。

リンゴ並木の詩碑
リンゴ並木の詩碑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

みんなでお墓参り
みんなでお墓参り

 

 

 

 

 

 

 

菩提寺の柏心寺でお墓参りを終えた頃、本格的な雨に。

日夏耿之介旧邸。どしゃ降りに。
日夏耿之介旧邸。どしゃ降りに。

 

 

 

 

 

 

 

でも、おかげさまで、なんとか「雨ニモマケズ」に無事見学会を終えることができました。

本当は日夏詩伯の詩から引用したかったんですけど…

 

夏休み企画展「生きものの小べや」イモケム編2

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夏休み企画展きもののべや」
会期:2015年7月4日(土)~9月27日(日)

小べや1 「コケテッシュなコケのへや」
小べや2 「骨骨(こつこつ)あつめたホネのへや」
小べや3 「かくれる化けるギタイのへや」
小べや4 「イモムシケムシぞわぞわのへや」

チラシ→「生きものの小べや」チラシ

 

イモムシ・ケムシは、基本的に嫌いな人が多いムシだといわれます。
「泣き虫、毛虫、はさんで捨てろ♪」って子どもの頃に歌いましたね。

世界をまたにかけて活躍している昆虫学者や昆虫写真家の中にも、毛虫は大嫌いというヒトがいます。
でも、嫌いってホントでしょうか?

 

そこで、本当にイモムシやケムシがきらわれているのか、アンケートを取ってみました。

飯田下伊那地域在住の方を中心に695人に「好きなムシと嫌いなムシ」を一つだけ書いてもらい、嫌いなムシの結果をまとめたものがコレ↓です。

嫌いなムシアンケート結果

堂々の1位!!!

ゴキブリやムカデ・ゲジゲジをさしおいてのトップです。
本当に嫌われているんですね~。
ゴキブリの順位が低いのは、ほとんど室内にゴキブリの出ない長野県の特性でもありますが、ムカデゲジゲジより多いとは・・・。

 

実はこの結果にはワケがあります。
そのワケとは、コレ↓です。

 

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そう、みなさんご存じマイマイガ。
飯田地域では昨年大発生しました。

昨年取ったアンケートでは、そのおかげでケムシがダントツの嫌われムシに輝いてしまったのです。

マイマイガの大発生は当地域では一年で収まりましたが、他の土地では今年も大発生しているところがあるようです。

 

イモケム好きのヒトには、理由がわかってホッと一安心
というわけで、安心して「イモケム部屋」へぞわぞわしにお出かけ下さい!!

夏休み企画展「生きものの小べや」ギタイ編2

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夏休み企画展きもののべや」
会期:2015年7月4日(土)~9月27日(日)

小べや1 「コケテッシュなコケのへや」
小べや2 「骨骨(こつこつ)あつめたホネのへや」
小べや3 「かくれる化けるギタイのへや」
小べや4 「イモムシケムシぞわぞわのへや」

チラシ→「生きものの小べや」チラシ

 

前回は姿を消す隠蔽(いんぺい)擬態でしたが、今回の「ギタイの小べや」は他のものになりすます擬態です。

身近な場所でよく見られるのは、ハチ化け、アリ化け、トリの糞化けの3つです。

ハチは強力な毒針と強いアゴを持っていますし、アリも強いアゴを持ちしかも集団で生活しています。
トリの糞は人間の頭にまで落ちてくるくらいですから、周囲を見渡せばトリの糞だらけといっても過言ではありません。

そんな強いものやそこら中にあるものに化けるのも、擬態の妙でしょう。

 

まずはハチから。

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有名なトラフカミキリ(カミキリムシ)です。
さすがに、ムシを見慣れた目にはスズメバチには見えませんが、この虎模様は警戒色として有効なんでしょう。
桑畑の普通種でしたが、養蚕の衰退と共に桑畑が消え、このムシのなかなか出会えなくなってきました。

 

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カシコスカシバ(蛾)です。
賢いスカシバではありません。
樫コスカシバです。
飛んでいたらホソアシナガバチにしか見えません。
スカシバガの仲間はどれもすばらしい化け手です。

 

続いてアリです。

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ホソヘリカメムシ(カメムシ)の幼虫です。
アリですね~。

 

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こちらは有名、アリグモ(蜘蛛)です。
8本脚ですが、前の2本はアリの触角のように前へ持ち上げていることがよくあります。
また、頭胸部にもくびれがあり、昆虫のように頭、胸、腹の三つに分かれているように見えますね。
すばらしい。

 

最後にトリの糞です。

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白と黒でひねりも効いていて、これはもうトリの糞でしょう。
でも違うのです。スカシカギバという蛾の幼虫です。
よほど自信があるのでしょう。
葉の表に堂々ととまっています。

 

家の周囲でも、気をつけて観察していれば、このような見事な擬態に出会うことができます。
この夏、企画展をきっかけに擬態ウオッチング始めてみませんか?

夏休み企画展「生きものの小べや」ホネ編2

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夏休み企画展きもののべや」
会期:2015年7月4日(土)~9月27日(日)

小べや1 「コケテッシュなコケのへや」
小べや2 「骨骨(こつこつ)あつめたホネのへや」
小べや3 「かくれる化けるギタイのへや」
小べや4 「イモムシケムシぞわぞわのへや」

チラシ→「生きものの小べや」チラシ

 

先日のホネ話は「第6の指」を持つモグラの前足のお話でしたが、今度は指の数の減る話。

まずはジャンケンから始めます。
相手はニホンジカです。
必ず勝って下さいね。

ジャンケン ポン!

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グーの方、勝ちです!
シカはチョキしかだせないのですからグーが勝ち。

チョキになっている大きく発達した二本の指は、中指と薬指です。
脇に小さくついているのが人差し指と小指。
親指は完全に退化してしまっています。

普段は真ん中の2本の指を使って歩いてます。
二本指ですので偶蹄目。
ウシやヤギなんかも同じ仲間ですね。

さらに指が退化したのが、ウマです。
これは中指一本で歩いたり走ったりします。

草食獣の仲間は、より早く走って逃げるために指が退化していったと言われています。
じゃあ、さらに進化すると指が無くなるの?
たぶんそれはないでしょう。

 

ホネの小べやにも資料が入り始めました。
いまはキリンの組み立て中↓↓↓↓↓

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そういやキリンも偶蹄目ですね。
足の指にも注目してみて下さい。
乞うご期待!!

夏休み企画展「生きものの小べや」コケ編2

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夏休み企画展きもののべや」
会期:2015年7月4日(土)~9月27日(日)

小べや1 「コケテッシュなコケのへや」
小べや2 「骨骨(こつこつ)あつめたホネのへや」
小べや3 「かくれる化けるギタイのへや」
小べや4 「イモムシケムシぞわぞわのへや」

 

今回企画展に向けてコケの森にはじめて足を踏み入れてみたのですが、想像していた以上に深く険しい密林で、ディープなディープな世界でした。

一番のハードルは、コケにはパッと見の感覚が通じないことです。
同じ種類であっても、乾燥した時と湿った時、季節、生えている場所などによって、外見的な雰囲気がモノスゴク異なり、図鑑の絵合わせがほとんど通じないのです。

そこで、長野県とか伊那谷とか広い地域を見ることをやめて、美術博物館の敷地のコケだけを見つめてみることにしました。
そうしてあらためて足下を見つめなおしてみると、なんとこれまで全く見えていなかった素敵なコケの世界が美博の庭に現れたのです。

というわけで、
今日は美博のコケスポットをいくつか紹介しましょう!

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最初は、庭の岩石園にある緑色岩です。
一見ただの苔むした石ですが、雨上がりにはハッと息を呑むほど美しくコケが輝いています。
この一部だけで十数種類のコケが生育しています。
種ごとに違う微妙な色合いや葉の開き具合などが絶妙で、いつも見入ってしまいます。

 

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続いて、「菱田春草誕生之地」の碑周辺。
石碑に刻まれた文字は横山大観の筆によります。
それはさておき、この台座のヒジキゴケの見事なこと!
その横に生えているムクゲの幹にもさまざまなコケが生育していますよ。

 

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庭の端には、人工の水路があります。
閉鎖水域ですが、どこからかメダカやフナがやってきて泳いでいます。
この水路周辺の石積みも見どころの一つです。
空中湿度に敏感なコケは、やはり水辺がお気に入りのようです。
ただ、この季節は蚊が多いのが難点。

 

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庭のケヤキの幹は緑色をしています。
以前は「コケが生えてるなぁ…」としか思っていなかったのですが、調べてもらったらオオミゴケ、ヒナノハイゴケ、コダマゴケ、イワイトゴケ、コモチイトゴケ、コゴメゴケ、カラヤスデゴケ、チヂミカヤゴケなんていう種類がみっちり生育しています。
優しく撫でてみるのもよいでしょう。

 

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最後は、日夏耿之介記念館の苔庭。
いつの間にかコケに覆われて、いまでは立派な苔庭になりました。
透明感のある緑色をしたコツボゴケを中心に、コバノチョウチンゴケやタチゴケ類、ネズミノオゴケ、ハイゴケなどが生育しています。
上の写真に写っているコツボゴケの雄花盤(ゆうかばん)は、花のようで美しいです。

 

今回の企画展にお越しいただくと、
そんな美博庭のコケを存分に楽しむためのガイド「びはくコケ手帖」もれなくもらえます!

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ただいま作成中。お楽しみに!!

夏休み企画展「生きものの小べや」イモ・ケム編1

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夏休み企画展きもののべや」
会期:2015年7月4日(土)~9月27日(日)

小べや1 「コケテッシュなコケのへや」
小べや2 「骨骨(こつこつ)あつめたホネのへや」
小べや3 「かくれる化けるギタイのへや」
小べや4 「イモムシケムシぞわぞわのへや」

チラシ→「生きものの小べや」チラシ

 

今日は「イモムシケムシぞわぞわのへや」を紹介します。

これから、とてもかわいい、イモムシ・ケムシをベタベタと貼ります。

苦手な方は、お気をつけ下さい。

ホントに苦手な方は、ここで閉じてください。

苦手だけど、コワイものもちょっと見てみたいという方は、ゆっくりとスクロールしてください。

大好きな人は、心ゆくまでじっくり楽しんでくださいね。

 

いきますよ。

 

いいですか。

 

 

はい!

 

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サトイモやホウセンカについている目玉怪獣の正体は、セスジスズメの幼虫。
おしりの針はスズメガの仲間の印です。刺しません。

 

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道路を素早く歩くモコモコのケムシは、ヒトリガの幼虫。
これぞケムシ!という風貌ですが、刺しません。

 

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長野県では2008年以降見られるようになった巨大なイモムシは、クロメンガタスズメの幼虫。
畑で、ナスやトマトについていて驚かれます。
映画「羊たちの沈黙」のポスターを飾った有名な蛾は、このイモムシの親です。

 

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去年大発生したマイマイガの仲間ですが、こちらは雑木林でクヌギなどを食べているオオヤママイマイの幼虫。
マイマイガより上品な感じで、なかなか好感が持てると思いませんか?

 

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これも有名なケムシ。伊奈谷では「白髪大臣」とか「白髪太夫」とか呼ばれるクスサンの幼虫です。
クリなどの葉っぱを食べてしまい嫌われますが、かつてはこの幼虫の絹糸腺からテグスをつくって釣りに使ったそうです。

 

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キリガないので最後にします。タカオキリガの幼虫。

山に暮らし、モミの木の葉だけを食べています。
美しいですね。素敵ですね。
ぞわぞわではなくて、ドキドキしますね。

 

まだまだ、紹介したりませんが、今日はここまで。
「イモムシケムシの小べや」では、思う存分お楽しみいただけるよう準備中です!
お楽しみに!!

夏休み企画展「生きものの小べや」ギタイ編1

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夏休み企画展きもののべや」
会期:2015年7月4日(土)~9月27日(日)

小べや1 「コケテッシュなコケのへや」
小べや2 「骨骨(こつこつ)あつめたホネのへや」
小べや3 「かくれる化けるギタイのへや」
小べや4 「イモムシケムシぞわぞわのへや」

チラシ→「生きものの小べや」チラシ

 

今日はかくれる化けるギタイのへや」を紹介します。

生き物に出会いたいと思っても、なかなか叶わないことがよくあります。

ピンポイントの生息地が違っていたり、時期が合っていなかったり、天候に恵まれなかったり、原因はいろいろありますが、何より生き物たちが見つからないように上手に隠れていることも出会いを困難にしています。

そんな生き物たちのスバラシイ化け方を紹介するのが、この部屋です。
そんな生き物たちを写真で紹介してみましょう!

 

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この写真の中に、カエルが隠れています。
わかりますか?
茶色のヤマアカガエルです。

 

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地衣に覆われたサクラの樹には、ケムシがいます。
わかりますか?
カレハガの幼虫です。

 

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ゴロゴロした礫が転がる天竜川の河川敷には、バッタが隠れていますよ。
わかりますか?
砂礫色したカワラバッタ。

 

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最後はなかなか出会えないクモです。
その名もコケオニグモ。
どこにいるか、わかりますか?
どうです? 見つけられましたか?
無神論者でも、神の存在を感じずにはいられないような見事な化けっぷりですね。

続きは、ぜひ展示室でご覧ください!!

夏休み企画展「生きものの小べや」ホネ編1

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夏休み企画展きもののべや」
会期:2015年7月4日(土)~9月27日(日)

小べや1 「コケテッシュなコケのへや」
小べや2 「骨骨(こつこつ)あつめたホネのへや」
小べや3 「かくれる化けるギタイのへや」
小べや4 「イモムシケムシぞわぞわのへや」

チラシ→「生きものの小べや」チラシ

 

今日は「骨骨(こつこつ)あつめたホネの部屋」の資料を紹介しましょう。

この大きなグローブのような手、だれの手かわかりますか?

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しっかりした5本の指には、強靱な爪がくっついています。
また、親指の外側(写真の下側)には、出っ張ったホネがくっついています。

この手の持ち主、もうわかりましたね。
「モグラ」です。
コウベモグラの右手を手のひら側から見たところです。

手のひらの出っ張ったホネは「橈骨種子骨(とうこつしゅしこつ)」という難しい名前のホネで、土を掻き出すために発達しています。

パンダの手は、「第6の指」「第7の指」とよばれる特殊化したホネがあってタケをじょうずにつかむそうですが、モグラの手のひらのホネも「第六の指」と言いたくなります。

う~ん、ホネも面白い。

夏休み企画展「生きものの小べや」コケ編1

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夏休み企画展きもののべや」
会期:2015年7月4日(土)~9月27日(日)

小べや1 「コケテッシュなコケのへや」
小べや2 「骨骨(こつこつ)あつめたホネのへや」
小べや3 「かくれる化けるギタイのへや」
小べや4 「イモムシケムシぞわぞわのへや」

チラシ→「生きものの小べや」チラシ

 

今夏の自然分野の展示は、4つの小テーマを一つにまとめた、お得感(?)満載の企画展です。
あれもこれも、いちどに紹介しようという欲張りな企画を立ててしまい、担当者はてんてこ舞い状態ですが、オープンまであと1ヶ月、展示内容を少しずつ紹介していきたいと思います。

今日はまず最初に、「コケテッシュなコケのへや」をのぞいてみましょう。

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▲エゾスナゴケ*1

最初にコケに魅せられたのは、このエゾスナゴケの美しさです。
ファインダー越しに垣間見たコケの繊細な姿は、ひどく心を捉えました。
しかも、そのコケは深山幽谷に育つわけではなく、美術博物館の庭にも生えているのです!!

これまでまったく気にも止めなかったコケたちの世界。
美博の敷地だけでも、なんと60種類を越えるコケが暮らしているのです。
身近にある美しいコケたちの姿をいくつか紹介しましょう。

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▲ヤノウエノアカゴケ
春先に一斉にのびる蒴(さく)が美しい。

 

 

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▲ゼニゴケ
ジメジメしたところに生えて陰気さを増し、嫌われもののゼニゴケもよく見るととてもよい姿。
雌株の破れ傘のような雌器床(しきしょう)がステキ。

 

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▲ジンガサゴケ
ゼニゴケの仲間で、雌器床(しきしょう)が陣笠の形をしている。

 

s-切り抜き

▲エゾスナゴケ*1 と柳田國男館(当館敷地内に併設)
ムシの目レンズで撮影してみました。

 

写真はまだまだあるのですが、キリがないのでこの辺にしておきます。
「コケテッシュなコケのへや」 乞うご期待です!!

*1 スナゴケ類は敷地内に、エゾスナゴケとコバノスナゴケの2種が分布しています。写真では同定は無理だそうで、ここでは仮にエゾスナゴケとしました。