黒田垣外遺跡
● 所在地 飯田市上郷黒田
● 調 査 昭和61年町道改良に先立ち上郷町教育委員会により実施
昭和62年ほ場整備に先立ち上郷町教育委員会により実施
平成9・10・11年県道バイパス建設に先だち飯田市教育委員会により実施
● 内 容 後期の竪穴住居址33軒・方形周溝墓14基等を調査した。集落はいくつかの時期に分かれ、
集落廃絶後に方形周溝墓が築造される。周辺にあるツルサシ遺跡・ミカド遺跡・増田遺跡
を含め、集落の移動と墓域の関係を知ることができる。方形周溝墓1主体部から出土した
木炭棺は、当館常設展示室に移転保存され、飯田市有形文化財に指定されている。
● 遺物の所在 飯田市上郷考古博物館・飯田市考古資料館
● 文 献 上郷町教育委員会1989『ツルサシ・ミカド・増田・垣外遺跡』
飯田市教育委員会2001「黒田垣外遺跡・ミカド遺跡・増田遺跡・見城垣外遺跡』
山下誠一2002「飯田盆地における周溝墓再論−集落と墓域の関係を中心として−」
『飯田市美術博物館研究紀要』第12号
昭和62年調査区 |
平成9・10・11年調査区 |
方形周溝墓1主体部木炭棺 |