池口の地すべり


池口の地すべりは遠山川の支流、池口川の左岸にあります。標高1400mの尾根のてっぺんから幅800m、長さ1200mの斜面がくずれ、池口川をせき止めて上流に平坦地をつくりました。現在、平坦地は段丘化して、その上に集落ができています。すべってきた土砂は、池口川の河床を埋めたため、かつて小池沢へ流れていた下流部が西側の尾根をこえて遠山川へ直接流れ込むようになりました。この時にできたのが大島の扇状地です。


 

池口の集落から見た地すべり地塊
 矢印は地すべりの方向を示す
池口川の土石流扇状地の上にできた大島の集落
基盤の上にのる崩壊土砂 池口川下流部の滝

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